患者様にはご不便をお掛けいたしますが、ご理解、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
開院に伴いホームページを開設いたしました。
眼の病気について気になることがあれば、まずはお気軽にご相談ください。
皆さまのかかりつけ医となれるよう、地域で信頼される医療を目指します。
※受診の際は以下のものをご持参ください。
・健康保険証
・公費負担医療証などの医療証がございましたらご持参ください
・現在使用しているコンタクトレンズ、眼鏡
・他の医療機関で処方されているお薬やお薬手帳がございましたらご持参ください
※以下の様な症状がおありの方は、瞳孔を開いて眼底の検査を行う可能性がありますので、お車やバイク等を運転されてのご来院は避けてください。
・目の打撲、黒い点などが見える
・光の筋が見える、視野の中で突然見えない部分ができた 等
※コンタクトレンズの処方が初めての方は着け外しの練習に時間がかかる場合がありますので、お時間に余裕をもってご来院ください。
※コンタクトレンズは高度管理医療機器です。眼科での検査・処方に基づき定期検査を受けながら安心できる販売店にて購入しましょう。
眼科医として、主に大学病院で角膜移植をはじめ、白内障、網膜硝子体手術など、長く臨床に携わってまいりました。この度、多くの方々の日常をお守りする地域医療に力を入れていきたいと考え、『めぐみ眼科』を開設いたしました。
私が大切にしていることは、どなたにもご理解いただけるように、丁寧なご説明をすることです。大きな病院では、お一人の診察にあまり時間を取れなかったり、説明が難しくてよく分からなかったりすることもあるかもしれません。スタッフ一同、地域のクリニックとして、お子様からご高齢の方まで、お一人おひとりに寄り添うパートナーとなり歩んでまいります。
ここ、ふじみ野市は、市民の健康意識がとても高い「元気・健康都市」です。めぐみ眼科は、そのような地域に根ざした、皆様が10年20年と安心して通っていただける、かかりつけ眼科医として存在し続けたいと考えております。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
医学博士(慶應義塾大学)
日本眼科学会認定眼科専門医
【主な職歴】
福島県立医科大学眼科学講座 助手
東京歯科大学市川総合病院 眼科 助教
初期のうちは気付きにくく普通、視界の鼻寄りの部分から見えにくくなるのですが、片眼が正常ならカバーしてしまうため、その部分は視野欠損と感じません。初期の緑内障の方は自覚症状が殆どなく、人間ドック等の検診や他の病気をきっかけに発見されることが多く診断には専門の機器を使用し、視野検査や眼底検査、眼圧測定を行い、異常となれば眼圧下降を目的とした点眼治療を開始します。
40歳を過ぎると発症率が増し、ご家族やご親族が緑内障の方や強い近視のある方は勿論のこと、その他、低血圧、冷え症、頭痛持ちの方も注意が必要と言われており、年1回の定期検査をおすすめ致します。
白内障の原因の多くは加齢によるもので7割以上を占めますが、他にも先天性や外傷性、アトピー性皮膚炎、薬剤(ステロイド)、放射線、糖尿病などの全身疾患に合併するものと様々です。初期ではこれといった症状はみられませんが進行するにつれて、全体に霧がかかったように霞む、光が眩しく感じる、二重三重にだぶって見える、目が疲れやすい等の症状が現れます。日常では晴れた日の屋外がとても眩しく感じたり、車の対向車のライトが眩しく感じたりします。
濁りの起こった位置やその程度によって現れる症状は異なりますが、いずれの場合も手術で濁った水晶体を取り除き『眼内レンズ』を埋込む手術をすることで視力を取り戻すことができます。手術自体は点眼麻酔で行われ、10~15分でほとんど痛みを伴いませんし、最近では機械や技術の進歩により安全性が高まり入院せずに帰宅できる日帰り手術が行われています。しかし、日常生活に支障なく不自由を感じなければ慌てて手術をする必要はなく、例えば運転免許の更新が近づいているのに眼鏡をかけても視力が出ない、老眼鏡をかけても本を読めない、楽譜が見えない等々、ご自分で困ったと感じた時が手術を受ける時期ですので、医師とよくご相談なさって下さい。
治療方法は眼内に新生血管の成長を促してしまう体内物質の働きを抑える薬剤を、眼内に微量注射します。早期に発見されて治療を受けられた場合はより治療効果が高いので、わずかであっても視野の異常やゆがみ等を自覚した時は眼底検査をお受け下さい。
加齢による飛蚊症
老化現象によってできた硝子体(眼球の中の大部分を満たすゼリー状の透明な物質)の濁りの影が網膜に映って蚊が飛んでいるように見え、大半がこちらの生理的な原因によるものです。
治療が必要な飛蚊症
網膜に穴が開く網膜裂孔や網膜剥離を起こしている場合、放っておくと失明することもあります。ピカッと光を感じて飛蚊症の症状が出たり、浮遊物の数が増えたときは早急な眼底検査が必要となります。
ぶどう膜炎は、サルコイドーシス、原田病、ベーチェット病のように全身の免疫異常が要因であることや、細菌性眼内炎やヘルペス性虹彩毛様体炎のように細菌、ウイルスの感染、そのほか真菌(カビ)、寄生虫などによることや、強膜炎のように全身の免疫異常、感染が要因になることがあります。また、外傷や悪性腫瘍も要因となります。ぶどう膜炎が生じると、目の中の透明な前房と硝子体に炎症性細胞が浸潤するため、霧視(かすみがかかったように見えること)や飛蚊症(虫が飛んでいるように見えること)と羞明感(まぶしく感じること)、その他、視力低下、眼痛、充血などの症状がみられます。片眼だけのことも両眼のこともあり、両眼交互に症状が現れることもあります。症状の経過は、だんだん悪くなるものもあれば、一時的に良くなり再びまた悪くなるといった再発・寛解を繰り返すものまでさまざまです。
種類や重症度によって治療法や治療の期間は異なりますが、局所療法としては、炎症を抑えるための副腎皮質ステロイド点眼薬と炎症により茶目(虹彩)が黒目(水晶体)に癒着し瞳が不整円となる虹彩後癒着を予防する散瞳薬点眼が処方されます。目の炎症が強いときは目の周りの組織に注射する場合もあります。
原因はパソコン・TV・携帯画面等のモニターを見続ける生活による瞬目(まばたき)の回数の減少、コンタクトレンズの摩擦、加齢、服用している薬の副作用、リウマチ等の慢性疾患、ストレス、冷暖房による乾燥等があり、その背景は複雑で、その数は2000万人以上と言われています。
今までドライアイの治療は足りない涙の『量』を補充する方法が主流でしたが、『質』の改善が期待できる点眼薬も追加され、選択枝が増えるようになりました。
麦粒腫(ばくりゅうしゅ)
まぶたの分泌腺に雑菌が入り込み、炎症が起きてしまった状態です。
自覚症状は、目がごろごろして腫れて、メヤニ、痛みを伴うような感覚です。実際、まぶたなどの眼の粘膜上にふくらみが見られます。更に、麦粒腫には、まつげの毛穴に存在する脂腺や汗腺に起こるもの (外麦粒腫) と、まぶたにあるマイボーム腺(脂腺の一種)に起こるもの (内麦粒腫) があります。因みに、この炎症の原因となる雑菌は、ほとんどが「ブドウ球菌」です。このブドウ球菌はどこにでも生息している細菌で、私たちの皮膚や手指、髪の毛などにも付着しています。本来、ブドウ球菌は感染力が弱いので、健康な人に付着してもなんの害は無いのですが、免疫力が落ちていたり、皮膚などに傷がついていたりすると、ブドウ球菌が体内へ侵入し、細菌感染が起きてしまいます。
霰粒種(さんりゅうしゅ)
皮脂を分泌する「マイボーム腺」が詰まってしまった状態です。
麦粒腫と似ていますが、霰粒腫はまぶたの中にコロコロとしたしこり(腫瘤)ができ、まぶたに触ると、クリクリと動きます。徐々にしこりは大きくなり、まぶたが重苦しいような不快感を覚えますが、痛みはありません。「しこり」だけの無菌性の霰粒腫ですが、時として細菌感染して炎症を起こして腫れる場合もあります(化膿性霰粒腫)。
結膜炎には、原因により、「感染性性結膜炎」・「アレルギー性結膜炎」の2種があり、感染性のものは更にウイルスによるもの(俗に言う、はやり目)と細菌によるものがありますが、はやり目は学校伝染病に指定されており、接触による感染力が強く特効薬がない為、メヤニや涙が多い間は出席停止になります。
アレルギー性結膜炎とは、目の表面に花粉やハウスダストなどのアレルゲンが付着することで、結膜に炎症をきたしたものをいいます。目のかゆみ、充血、メヤニの増加などが主な症状です。因みにアレルゲンとはアレルギー症状を引き起こす原因となるもので、アレルギー性結膜炎はそのアレルゲンによって種類が分けられ、花粉症によるものを「季節性アレルギー結膜炎」、ハウスダストやダニなど年中を通してみられるものを「通年性アレルギー性結膜炎」といいます。その他にも、紫外線が影響したり、重症のアレルギー性結膜炎である「春季カタル」や、ソフトコンタクトレンズの使用者に多くみられる「巨大乳頭結膜炎」などがあります。